『愛染かつら』のモデルとなった「愛染堂勝鬘院」
大阪府大阪市「愛染堂勝鬘院」(あいぜんどうしょうまんいん)
勝鬘院は、あの聖徳太子が建立した四天王寺の1つである施薬院です。
施薬院とは、病気の人を癒やすための薬草を植えていた所と言われています。
また、聖徳太子は、勝鬘経(しょうまんきょう)というお経を人々に講じていました。
この勝鬘経に登場するお姫様、勝鬘婦人の仏像が本堂に祀られているので、勝鬘院と呼ばれるようになったのです。
正式名称は勝鬘院ですが、金堂に愛染明王が祀られているため、勝鬘院が愛染堂と呼ばれるようになりました。
実にややこしい…。
でも、この「愛染」という言葉が、恋愛成就、縁結びのキーワードなんです。
愛染堂勝鬘院へのアクセス
【住所】〒543-0075
大阪府大阪市天王寺区夕陽ヶ丘町5-36
TEL:06-6779-5800
◆大阪市営地下鉄谷町線(紫色の線)東梅田から「文の里」行きに乗車
「四天王寺前夕陽ヶ丘」で下車
5番出口より徒歩2~3分
◆JR天王寺駅から谷町筋を北へ徒歩15分
【拝観時間】午前9時~午後4時30分
【拝観料】無料
【公式HP】愛染堂勝鬘院
愛染堂勝鬘院のおすすめポイント
さて、キーワード「愛染」ですが、金堂に祀られている神様が愛染明王です。
人の欲深さ、執着を、悟りの境地にまで導いてくれるという神様です。
祀られているお姿は、全身真っ赤。ものすごく怒っているようにしか見えません。
これは、私たちの中にある欲深さという悪いものを取り払うためだそうですよ。
でも、厳しいさは、愛情が深くないとできませんよね。だから、愛敬(あいきょう)の神様としても有名です。
また、にこやかに愛嬌があれば良縁に恵まれ、商売繁盛にも繋がることから芸能人や若い女性を中心に多くの人が参拝に訪れています。
愛染堂勝鬘院に行くと本当に願いが叶うの?
実際ご利益があったとの口コミは残念ながら、ほとんどありません。
でも、でもですよ、映画『愛染かつら』のモデルとなった縁結びの霊木「愛染かつら」は有名です。
樹齢なんと数百年。樹齢はものすごく曖昧ですが、この樹にノウゼンカヅラという植物が絡みついています。
この様子が、女性が男性に寄り添う姿に似ていることから、縁結び、恋愛成就の霊木として大人気というわけです。
かなり賑わっているようですから、口コミがなくても、本当はたくさんのご利益があるのでしょね。
仏教神の中でも最強最高と誰もが認めるくらいですから、関西にお出かけの際にはお参りしてみては如何でしょうか。
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